円交少女2 ～JKアイドル真鈴の場合～

円交少女2 ～JKアイドル真鈴の場合～
残り少ない「価値のある時間」。その一瞬を輝きを失いたくない。そんなヒロインが取った行動は…！？シナリオとエロのバランスが取れた優秀なエロゲ－作品です。

●あらすじ
Jrアイドル業界で、価値があるのはJKまで
18歳でBBA、20歳になったら産廃だ。

私は今日、18歳になる。
二度と取り戻せない時間が、終わる。

──私は産廃になりたくない。
このクソみたいな世界から一秒でも早く
逃げ出さなくちゃいけない。
・
・
・
でも、どうやって？

●円交少女シリーズ
前作「円交少女 ～陸上部ゆっきーの場合～」が好評だったわけで
おのずと本作にも注目と期待が集まった抜きゲー。
低価格帯でありながらも「シナリオ」と「エロ」のバランスがしっかりと取れている。
最近の低価格抜きゲーではあまり見られない完成度をほこっているシリーズである。
危うい世代の心理心境を描いた奥の深い、というか違った局面での青い春を魅せられているようだ。

●枕営業
要はこれである。
これを円交といってしまえばそれまでであるが、
本作では円交＝枕という解釈で問題ないだろう。
枕を使ってヒロインは切り抜けていく。
そこにはいろいろな思考・葛藤があるわけだ。
ただ「気持ちいいから」という性の欲求に動かされているのではなく、
自分の今の立ち位置をヒロイン自身感じながら枕をしているので
どこか現実味のあるリアリティを感じ、
またその心境に共感できる抜きゲーマーも多いだろう。

●堕ちていく
快楽によってではなく「自身の行い」によってヒロインは
どんどんと堕ちていく。プレイが終わるころにはなんともいえない感情で
あなたの心は満たされているだろう。
抜きゲーとして奇抜さ、お下劣さはないが
エロ面をおざなりにしていないので抜きゲーとしても使える。

前作から登場する人物もいる。
彼女もまた魅力的な登場人物である。
彼女がいなければこの世界観、物語が飛躍していかないし
彼女自身の考えも不本意ながら共感できる場面もあるだろう。

輝きを手に入れる為に、
ヒロインはどうなってしまうのか…。
ネタバレを見ずに自身の目で確かめてほしい。

●絵タッチ
美麗な部類に入ると思う。
お下劣さはあまりなく美麗系であるので
もちろんコッテコテの抜きゲーに比べると
好き嫌いもでてくることだろうが、繊細なタッチが
物語にマッチしているように感じたので好印象である。

●まとめ
前作をプレイしていたほうがより一層楽しむことはできるんだろうけど
本作からプレイしてもらっても問題なく世界観を味わうことができるだろう。
低価格で到達しうる最高ランクのエロゲ－になっていると感じる。
シナリオ＋エロということでもちろん好みもでてくることは念のためいっておく。
こってこての怒涛のエロを求めるならば他をあたるのだ無難。
エロゲ－という１つのアートを嗜むってんなら間違いなくおすすめできる１本である。

体験版あり。
雰囲気確認されたい方はどうぞ。
前作からプレイしたい方は円交少女 ～陸上部ゆっきーの場合～を先にどうぞ。
本作からプレイしてもらってもそのクオリティは十分に納得してもらえると思います。