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【レビュー】『何度目かのはじめまして』感想|やり直しの先に“本当の出会い”が待っていた(ブラウザ対応)

こんにちは!抜きゲー@もあ管理人のもあ(https://twitter.com/nukige_moa)です!


パープルソフトウェアの新作「何度目かのはじめまして」を早速プレイしました!

今回も感想を簡潔に評価していきたいと思います!

 画力 
 ハード度 
 ラブ度 
★★★★
★★★
抜き度シナリオ体験版
★★★★
★★★★
あり
エロゲ名何度目かのはじめまして
ジャンルADV
原画
ブランドパープルソフトウェア
価格6,380円
FANZA体験版・DL購入はこちら
FANZAパッケージ版はこちら
目次

タイムリープの先に待つ、懐かしくて新しい日々

「気がつけば13年前に戻っていた」──この一文から始まる物語は、よくあるループもののようでいて、実は“再構築の物語”です。


主人公・喜納夢斗は、中途半端な社会人生活を送る三十路手前の男。そんな彼が“魔”ラプラスに出会い、学生時代へと巻き戻される。再び学園生活を送る中で、彼は「人生をやり直す」よりも「心の何かを取り戻す」物語に変わっていくんです。


この「懐かしいのに違う」時間の流れ方が非常に巧妙で、主人公が大人として見つめる青春の距離感もリアル。若さの眩しさにすがるのではなく、もう一度“人を想うこと”を学び直すような、静かな温度を感じます。


ラプラスという悪魔が教えてくれる、“人間らしさ”

物語の鍵を握るのは、契約の魔・ラプラ。冷淡で合理的な存在として登場しますが、物語を通して彼(彼女?)こそが一番「人間臭い」キャラクターになります。


ラプラが最初に抱いていた“礼儀”や“感謝”への否定的な態度が、夢斗と翠の行動を見て少しずつ変わっていく。特に終盤、契約にかこつけて彼らを救おうとするシーンは圧巻です。


人を救うのは奇跡でも魔法でもなく、「その人を想う気持ち」だと、彼女自身が教えてくれる。ループというメタ的な構造の中で、ラプラという非人間が人間らしさを得る――この対比が見事で、読後にじんと心が温かくなります。

切なさとエロス、そして“ちょうどいい”読後感

本作はヒロイン・翠先輩との恋を軸にした純愛ストーリー。巨乳で可愛くて、そしてエロい。それでいて、過度に性的に振り切らないバランスが「ちょうどいい」んです。


タイムループものとしてのテンポ感も良く、無駄な分岐や中弛みはなし。シナリオゲーとしてしっかり読ませながらも、ビジュアルノベルとしての“抜きどころ”は忘れていない。


また、翠が繰り返し訴える「忘れないで」という言葉が、最後に“タイトルの意味”として回収される流れも秀逸。エロゲらしい情緒と、人生の再出発を重ねた締めくくりには、不思議な清涼感すらあります。

まとめ:――やり直すんじゃない、出会い直すんだ。

『何度目かのはじめまして』は、ループ系作品の定石を押さえつつも、“成熟した視点”で描かれた一作です。
かつての青春を懐かしむのではなく、もう一度「誰かを想うことの意味」を見つめ直す。そんな物語を、社会人になったプレイヤーにこそプレイしてほしい。


シナリオの完成度、テンポ、読後感、そして“ちょうどいいエロ”――すべてがバランスよくまとまった良作でした。
そして何より、「またこの世界で会いたい」と思わせる、優しい魔法のような余韻が残ります。

エロゲ名何度目かのはじめまして
ジャンルADV
原画
ブランドパープルソフトウェア
価格6,380円
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